ここで、わきがの遺伝について、お話したいと思います。わきがは、病気とは違い、体質的なものです。突然、病気のように、わきがになるのではなく、わきがの遺伝を持っている人が、わきがになるということです。このように、わきがは、遺伝するものであると考えられます。
わきがは、遺伝の中でも、優性遺伝と言われ、遺伝しやすい傾向にあります。子供にわきがが遺伝する可能性は、父親か母親の片方がわきがの場合は、5割と言われています。両親ともにわきがの場合は、遺伝率が高く、約8割が遺伝すると言われています。
わきがの遺伝は、発病するのに個人差があります。早い人では、小学生ぐらいから、わきがの症状が出ます。20代後半になってから、わきがの症状が出たという人もいるので、発病は人によって様々です。親がわきがである人の場合、遺伝して、自分もわきが体質になっている可能性が高いと考えられます。ですから、早めの治療を行うことをお勧めします。
わきがは、女性の方がなりやすいと言うのは、女性はわきがになりやすい体質だからです。わきがというと、中年の男性がなるイメージを持つ人も多いかもしれません。
女性は、男性に比べて、臭いに敏感です。男性に比べて、女性はわきがの原因となるアポクリン汗腺の数が多く、その汗腺の活動も、ホルモンの関係上活発です。皮下脂肪も、女性の方が溜まりやすいと言われています。皮下脂肪は、アポクリン汗腺や、皮脂腺を刺激する作用があり、わきがの原因である汗が出ます。そのため、汗腺が活性化されるのです。
女性は、男性に比べると、わきがになりやすい体質であるということが、おわかりいただけると思います。
わきがとは、いったいどういうものなのかご存知でしょうか。わきがについて簡単にお話したいと思います。わきがとは、病気ではなくて人間の体質のことです。全ての人には、その人特有の体臭があるものです。わきが体質の人はその人の持っている特有の体臭が、独特のわきがの臭いを持っています。そのにおいは、人によって、さほど気にならないものであったり、とても不快なものだったりする場合があります。
わきが体質といっても、人によってその程度が様々なのです。治療が必要になるか、ならないかは、わきがの程度や本人の意思によります。わきがは、病気ではありません。ですから、わきがだからといって、必ずしも治療が必要になるというわけではありません。大抵の人間は、自分のにおいには気づきにくいものなのです。ですから、自分のにおいがどのようなものなのか知る人の方が少ないでしょう。
自分自身が、わきが体質だと知らない人も多くいると思います。日本には、わきがで悩んでいる人が実は大勢います。しかし、欧米においてはほとんどの人が、わきがに対して悩んではいません。この理由は、人種によって、わきが体質の割合が異なるということが考えられるからです。一般的に黒人は、100%の割合でわきが体質だと言われています。また、欧米人の割合は、80%といわれています。これに対して、わきがと言われる日本人は約10%程度です。そして中国人は、3~5%の人がわきが体質とされています。