実はわきが体質をセルフチェックすることもできます。自分のニオイというものは自分では気がつきにくいものですよね。また我々日本人の性質をみてみると他人からはなかなか教えてはくれません。そういった場合にもし、自分はワキガかもしれないと思ったら、次の項目をチェックしてみましょう。まずはじめにチェックすることは耳あかが湿っているのかどうかです。アポクリン汗腺は耳のなかにもたくさん分布しています。そのため、アポクリン汗腺からでている分泌物が多いと耳あかが湿った感じになってしまいます。耳あかが湿っている方たちの約75%を締める割合がワキガの体質である可能性が高いようです。
次にわき毛の量が多いのかどうかを確認してみましょう。アポクリン汗腺と皮脂腺の分泌液というものは毛穴を通って皮膚の表面に出ています。そのためわき毛などの体毛が濃い人の場合はこれらの腺の数も多いと考えられているようです。他にも下着に黄色いシミができるかどうかを確認してみましょう。アポクリン汗腺の汗に含まれている脂肪やタンパク質、鉄分、色素などは衣服についてしまうと黄色い汗染みの原因となってしまいます。そのため汗染みができやすいという人はアポクリン汗腺の数や分泌量などが多いと考えられています。
最後に家族にわきが体質の人がいるのかどうかを確認してみましょう。アポクリン汗腺の数や大きさなどは遺伝があり、左右されることがわかっています。両親のどちらかがワキガの場合には子どもに遺伝する確率をみてみると約50%です。両親の二人ともワキガ体質の場合ですと75%の確率で遺伝することがわかっています。両親ともワキガではない場合で本人がワキガの場合は、祖父母にワキガ体質の人がいるかもしれません。
わきがとは、いったいどういうものなのかご存知でしょうか。わきがについて簡単にお話したいと思います。わきがとは、病気ではなくて人間の体質のことです。全ての人には、その人特有の体臭があるものです。わきが体質の人はその人の持っている特有の体臭が、独特のわきがの臭いを持っています。そのにおいは、人によって、さほど気にならないものであったり、とても不快なものだったりする場合があります。
わきが体質といっても、人によってその程度が様々なのです。治療が必要になるか、ならないかは、わきがの程度や本人の意思によります。わきがは、病気ではありません。ですから、わきがだからといって、必ずしも治療が必要になるというわけではありません。大抵の人間は、自分のにおいには気づきにくいものなのです。ですから、自分のにおいがどのようなものなのか知る人の方が少ないでしょう。
自分自身が、わきが体質だと知らない人も多くいると思います。日本には、わきがで悩んでいる人が実は大勢います。しかし、欧米においてはほとんどの人が、わきがに対して悩んではいません。この理由は、人種によって、わきが体質の割合が異なるということが考えられるからです。一般的に黒人は、100%の割合でわきが体質だと言われています。また、欧米人の割合は、80%といわれています。これに対して、わきがと言われる日本人は約10%程度です。そして中国人は、3~5%の人がわきが体質とされています。